更新日:2011年11月22日
投稿者:荒井 正晴
これは相続税の話。
昨年末に法案ができ、今年の3月末に国会で承認されていたら、今年の4月より相続税の計算をする上で
基礎控除が減額され相続税が増税になる予定でした。
しかし、3月11日の震災で国会もこの法律を議論する時間もなく持ち越しになっており
業界内では24年1月から適用されるのではないかとの憶測もありました。
が、先週に民主党と自民党の話し合いで来年も相続税の増税はしないことで決まったようです。
これは資産家にとってはかなりの朗報です。
この法律が改正されることにより、数百万円単位で増税になる方がたくさんいたわけで
なおかつ相続税に無縁であったサラリーマン家庭でも相続税の納税が発生する可能性が大きかったわけです。
ちなみに今手掛けている案件ですが、今年の5月に亡くなり、現在相続税の申告を計算していますが
基礎控除の減額もなく、震災により路線価の調整率の適用をうけられますので
仮に震災がなく法律改正されていたと仮定して計算したのと比べますと、相続税は500万円ほど少なくなりました。
なんか複雑な心境です。とっても。
これは喜んでいいものかどうか。
荒井