更新日:2021年10月10日
投稿者:荒井 正晴
10月になるとノーベル賞が話題になります。
今年は今のところ日本生まれでは真鍋淑郎さんが受賞されています。
真鍋さんは既にこの分野では多数の国際賞を受賞している方で、このノーベル賞を取るべき人が取ったと言ってもよいのかもしれません。
その中で興味深い本人のコメントでありました。
アメリカは研究者にとってとにかく研究三昧できる、まるで天国でしたと。
研究費を心配することなく没頭できる体制があるようで、そしてそこには世界中からいろいろな人が集まり、
刺激し合いディスカッションして次の進歩が生まれる。研究で一番大切なのは多様性だとも、話されていました。
アメリカへ渡っても、誰でもそのような環境でできるわけでもないでしょうが、少なくとも今の日本の環境では、
研究者にとって十分なものではないかもしれません。これからも日本の頭脳流出は止められないと思います。
日本の経済力が低下している現状ではある意味この流出は必然かもしれません。
それにしても90歳というのに、あの若さにはびっくりしました。少なくとも10歳以上は若々しく見えます。
たゆまない好奇心のおかげでしょうか。
荒井