更新日:2011年08月31日
投稿者:荒井 正晴
今週月曜日、火曜日と顧問先の税務調査がありました。
そのお客様の前回の調査が6年前で、その前が今から10年前。今回で3回目です。
調査官曰く、「5・6年に一度は調査があると思ってください」とのこと。
なんたって準備も大変で、特にお客さまが大変。
倉庫からたくさんの段ボールを応接室に運んでもらいました。
実際にはその資料の全部は調査官も見切れないのですが、準備だけは十分にしておかないと
本番であわててしまいますから用意してもらいました。
調査担当は、一人はベテランの42歳、もう一人は25歳。ともに男性。
ベテランの調査官は私にいろいろ内容を確認してきましたが
もう一人の若手は黙々と作業をしていました。
2日間と言われていたのですが、運が良ければ2日目の午前で終わる場合もあります。
今回は残念なことに、みっちり2日目の4時まで行いました。
税務調査は会計事務所にとってもお客様にとっても、大変な時間的精神的負担になります。
そもそも税務署の方も緊張するそうです。
どの会社も税務署を喜んで受け入れてくれることはなく、不正や間違いを探すわけですから
本当に大変な仕事だと思います。
見解の相違で社長と争うこともありますので、気の弱い人には向かない職業かもしれません。
ただ、今のこの不況で一般会社から税務署へ転職する人も増えているようです。
税務調査はなくてはならない行政の仕事の一つです。
人に好かれない仕事をする調査官は調査があるたびにとても立派に思います。
私にはできない仕事です。
荒井