更新日:2011年09月16日
投稿者:金子 俊彦
昨日、JX日鉱日石が新型エネファームを発表との記事がありました。
エネファームの名前は、聞いたことがあったのですが、どういうものかよく分かっていませんでしたので、
少し調べてみました。
エネファームとは、家庭用燃料電池コージョネレーションシステムの愛称で、都市ガス等のガスから水素を取り出し、
それを空気中の酸素と反応させ発電させ、発電時の排熱を給湯に利用するというシステムだそうです。
これにより、発電時の排熱を無駄にしないことによって、エネルギーの利用率を高められるとの事です。
話を聞く限りでは、大変素晴らしいシステムの様ですが、まだまだ沢山のデメリットが有るようです。
例えば、一番のデメリットは、価格が約300万円もする事です。
補助金100万円が出ても、まだ200万円もします。
それに対し、安くなる電気代は、年間5万円程度。
これでは、とても元が取れません。
また、他のデメリットとして、お湯の使用量により、発電量も変わるという事です。
よって、床暖房を利用する冬場には良いのでしょうが、お湯をあまり利用しない夏場では、メリットが少ないようです。
更に、停電時には、発電が出来ないため、別途蓄電池を付けなければいけない。
(その蓄電池の価格も約100万円位)
等々。
現状では、まだまだ普及は難しいかもしれませんが、昨今の電力不足や原子力問題などの
世間の関心も高まってきている分野であるので、こういった会社には、頑張ってもらいたいですね。
金子