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【アインシュタインは言った】人類最大の発明は〇〇だ

更新日:2023年10月10日

投稿者:荻野 淳

こんにちは、荻野です。
まもなく2024年になると、新NISA制度が開始になります。
そこで今回は、20世紀最大の物理学者として知られるアインシュタインが、人類最大の発明だと言った「複利」について、取り上げます。

そもそも複利とは何でしょうか。20230929160538.png
例えば、手元の100万円を年利5%で運用したとします。
2倍の200万円になるには、いったい何年かかるでしょうか。
100万円の5%で年間5万円、100万円増やすのに5万円で割ると...20年?
いいえ違います。100万円から生まれた利息5万円に対して、更に5%の利息2,500円が付き、それ以降も雪だるま式に増えていきます。
そうすると実は、14年後には2倍の200万円になるという計算になります(右)。

ところで、2019年に話題になった「老後2000万円問題」って覚えていますでしょうか。年金等の収入だけでは生活費等の支出を賄えず、老後を30年間と想定して計算すると、約2,000万円を貯蓄等から取り崩すことになる、というものです。国民が「2,000万円なんて冗談じゃない、ふざけるな!」と大炎上して、当時の政府が火消しに必死だったことをよく覚えています。

ですが、冒頭に紹介した複利を活用すれば、この問題は意外と簡単に解決するのではないか、と私は思います。20230929173119.pngのサムネイル画像
例えばいま35歳だとして、月々3万円を年利4%で積立投資するとします。

この4%という数字は、手数料の割安なインデックス投資信託へ長期投資することを前提とした場合、堅い数字であることは歴史が証明しています。
ただし、金融機関窓口で高額な手数料を払ってはいけません。今の時代はネット証券が格安な手数料で提供してくれています。
では30年間、この条件で65歳まで運用するとどうなるでしょうか。
元金1,080万円が約2倍の2,082万円になる計算です(右)。

いかがでしたでしょうか。投資に触れたことのない方にとっては詐欺か?と疑いたくなる話かもしれませんが、金融教育の充実した欧米社会では常識です。
預金からの利息(昔は5%以上)や、退職金と年金だけで生きていける世界は、ずいぶん前に終焉を迎えました。
今後の参考になれば幸いです。

※ 高金利につられて、投資詐欺には騙されないように注意してください。
  また、投資は元本保証ではありません。あくまでも自己責任で行ってください。

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