更新日:2013年07月26日
投稿者:武次 洋一
結婚や出産などで退職した女性が職場復帰した場合、
経済波及効果が6兆円以上になるとの試算を、
25日、電通総研が発表したとの記事がありました。
その記事によると、消費が約3兆1千億円増加し、
消費の各産業部門への直接効果が約2兆9千億円となり、
経済波及効果が6兆円以上になるというものです。
確かに、現状の雇用を保った状態で女性の再就職が増えるのであれば、
上記のような効果は期待できるかもしれませんが、
実際はその分男性の就業率が低下し、期待した効果が得られないと思います。
女性が職場復帰することにより、女性や母親ならではの視点で付加価値を
生み出すことができれば経済へプラスの効果は期待できるでしょうが、
単純に女性が仕事さえすれば経済効果があるというのは幻想に過ぎないと思います。
とにかく、雇用を増やすような政策を実施することを望みます。
武次