更新日:2012年09月19日
投稿者:武次 洋一
昨今の相続税が課税強化される方向性の中、
生前贈与が大きな注目を集めています。
基礎控除の縮小などによる相続税の課税強化が、平成27年より始まる可能性があります。
そうなると、今まで一部の富裕層しか課されなかった相続税が、一般のサラリーマンにまで
課税される恐れがあることから、より注目が集まっているのだと思われます。
本日の日経新聞でもほぼ1面を使い、表題の特集が組まれていました。
贈与税の基礎控除(年間110万円まで非課税)を利用し、計画的に贈与することにより、
相続税を減らそうという趣旨のものです。
実際に、私も生前贈与をお客様に提案することがよくあります。
現金や上場株式など容易に贈与できる財産が多い場合は、もっとも簡単で効果的な
節税方法だと思うからです。
現状、贈与税は基礎控除の他に、住宅購入のための資金など一定のもの(上限あり)
に限って非課税とされていますが、個人的には住宅だけでなく車などに範囲を広げ、
さらに、上限もなくしたほうが良いのではないかと考えています。
そうすれば、今よりも贈与がしやすくなるし、また、消費拡大にも繋がるので、
経済にも良い影響を与えると思うのですが......
武次