更新日:2011年09月26日
投稿者:滝澤 一志
先日、ニュートリノが光速を超えたという衝撃的な実験結果が発表されました。
ニュートリノと言えば、その観測に成功したことで小柴教授がノーベル物理学賞を
受賞したこともあり、聞いたことがある人も多いでしょう。
実験ではそのニュートリノの速度を測定したところ
光速を0.0025%超えているという結果となり
間違いではということで約15,000回繰り返し実験したうえで
測定ミスや誤差ではないという結論に達したようです。
質量を持つとされているニュートリノが光速を超えているとなれば
かの有名なアインシュタインの相対性理論に反していることになり
物理学の大きな見直しが必要になる歴史的発見と言えます。
ただ小柴教授がニュートリノを観測したときは
15万光年離れた超新星からのものを観測し
そのときには超新星からの光とニュートリノをほぼ同時に観測してますから
今回の実験とは矛盾しています。
一部のニュースではタイムトラベルも可能かなどと先走った記事もありますが
他の機関での検証などを待つことが必要ですね。
素人の私には細かいことはよくわかりませんが
個人的には超光速が可能であって色々できることが増えると
夢が広がるので今回の実験が間違いでないと良いなぁと思います。
滝澤