更新日:2011年10月03日
投稿者:滝澤 一志
今年も日本人がイグノーベル賞を受賞しました。
ご存知ない方も多いかも知れませんが
ユーモアがありそして考えさせられる研究に対して贈られる賞です。
本家ノーベル賞の名前と「不名誉な、くだならない、卑しい」などの意味を持つ
イグノーブルをかけて付けられた名前のようです。
有名どころでは2002年に犬語翻訳機「バウリンガル」の開発により
人と犬に平和と調和をもたらした業績に対して平和賞が贈られました。
今年の日本人の受賞内容は「わさびの匂いを利用した警報装置」の
開発に対して化学賞が贈られました。
わさびというところが日本ならではですね。
何の為にわさびの匂いでと微笑ましくなりますが
よくよく調べてみると、就寝中の火災などでは
耳が不自由な方や耳が遠い高齢者などが
火災警報器の音に気付かないことがあるので「わさびの匂い」で
目を覚まさせる装置ということみたいです。
なるほどちゃんと実用性があるんだなと驚きです。
普通の人が気付かないところに気付く、
一見役に立たなそうなものを研究し役に立つものにするというのは
日本の得意分野だと思います。
事実日本はこれで5年連続の受賞です。
これからも本家ノーベル賞とともに受賞を目指してほしいですね。
滝澤