更新日:2012年02月06日
投稿者:滝澤 一志
ときおり無性に哲学本を読みたくなるときがあります。
先週そんな気分に襲われたので以前から読もうと思っていた
「ソクラテスの弁明・クリトン」を読んでみました。
かの有名なソクラテスのお話です。書いたのはその弟子のプラトン。
プラトン自身も有名ですし、さらにその弟子のアリストテレスも有名ですね。
内容としてはソクラテスが告発された裁判での弁明の様子と
裁判の結果、死刑を宣告されたソクラテスを助けようとする友人クリトンとの対話となっています。
そのなかで「無知の知」や正義や善などについて語られるわけですが
想像していたよりも感銘を受けませんでした。
もうすでに内容をうっすら知っていたからかも知れませんし
理解力が足りないのかも知れません。
哲学本の良いところは正解がないところです。
捉え方や感じ方は人それぞれだったりするところや
10年前に読んだときと10年後に読んだときで感想が変わるところが非常に魅力的です。
この本をまた10年後に読んだときには、より深く理解できるようにほかの哲学本を読みながら勉強します。
滝澤