更新日:2012年03月30日
投稿者:滝澤 一志
前回のブログで柔道の本をとりあげたと思ったら
今日のニュースでこんな記事がありました。
「大外刈り禁止、中学柔道指針 試合は座った状態で 静岡」
今年の4月から中学で武道が必修科目になるということで
多くの学校が柔道を選んだようなのですが
柔道は大ケガが多いということで安全面に配慮した結果
静岡県の教育委員会は以下のような安全指針を決めたみたいです。
・大外刈りの禁止
・投げ技を使う試合は行わない
・体格や技能の異なる生徒同士を組ませない
・1、2年生については投げ技は互いに約束した動きの中で行うだけで、乱取りなどは行わない
どこから突っ込んでよいのかわかりませんけど
もう柔道ではないので柔道と呼んではいけないと思います。
安全面はもちろん大事ですが、そもそも武道を学ぼうというのですから
過度に保護をしてどうするのかという疑問もありますし
素人が関節技と絞め技だけで試合するのは安全なのかという疑問もあります。
そういえば一昔前には運動会で順位をつけないなどの話も聞いたことがありますけど
この国の教育はどこに向かっているのでしょうか。
滝澤