更新日:2012年08月27日
投稿者:滝澤 一志
昨日のニュースで目を引いたのが
海の水がきれいになって漁獲量が減ったというニュースです。
瀬戸内海でのことで
過去に工場排水や生活排水により、富栄養化が進み赤潮被害が頻発。
そこで国が工場排水制限や下水道整備などをすすめ
窒素やリンの総量規制も行った結果
海中の窒素量は6割減、透明度も倍近くになったそうです。
にもかかわらず漁獲量は半分以下と激減しているのです。
海がきれいになったことと漁獲量が減ったことに明確な因果関係があるかは不明ですが
データ上はきれいになりはじめるとともに漁獲量も減っているらしく
専門家は、「きれいになりすぎて栄養分がなくなってしまったのでは」という指摘をしています。
「きれいな海」と「豊かな海」はイコールではないということですね。
人間が自然のバランスをコントロールするには
まだまだ力が足りないのだと思います。
滝澤