更新日:2012年10月26日
投稿者:滝澤 一志
昨日、任天堂が家庭用ゲーム機の新ハードWiiUの販売価格を発表しました。
ベーシックセットが26500円、プレミアムセット31500円ということですが
逆ざや(販売価格が製造原価より低い状態)での販売になるようです。
ハード機を普及させるために、売れば売るほど赤字になるという価格での販売というのは
最近では珍しくありません。
任天堂3DSも発売直後に大幅値下げして、逆ざやになっていました。
ゲーム機の性能が上がり続けるために、開発・製造費用も上がり続けてしまいますが
ユーザーがゲームにかけるお金の予算は上がりませんから、販売価格を上げれないのです。
これはゲームソフトにも言えることでしょう。
思い返せば私が子供のころにあったゲームソフトメーカーのほとんどが
今は合併しているか、姿を消しているのです。
任天堂のライバルであるソニーコンピュータエンタテインメントも
昨年度は債務超過となっておりゲーム業界全体が停滞ムードです。
どちらの企業もあまりにも赤字が続けばゲームハード機事業から撤退なんてこともありえます。
以前のブログにも書きましたがソーシャルゲームが台頭してきていますから
家庭用ゲーム機というジャンルは衰退の一途なのかもしれません。
ファミコン世代の私としては悲しいです。
滝澤